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【東京蚤の市】記憶のかけらを集めて、時を刻む
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販売価格
35,000円(税抜)〜35,000円(税抜)
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掛け時計がもたらす時間



「私たちは、星のかけらで形づくられている」

こんなロマンチックな話を聞いたことがありますか? アメリカの天文学者であるカール・セーガンが残した言葉です。

夢物語のように思うかもしれませんが、決してそうではありません。遥か昔、星々が誕生と死を繰り返すなかで、人間を構成する元素が生まれていったことを考えると、彼の著書でよく使われる“星のこども”という表現もまた、単なる詩的な言葉ではないと思えてきます。

輝く星々や太陽の動きから1日という時間を知り、月の満ち欠けから1年という長さを理解したという古代の人々。チク、タク、チク、タク、と時計が刻む“時間”もまた、僕らと同じ“星のこども”といえるでしょうか。吉祥寺にある時計屋「atelier coin」の掛け時計を眺めながら、日々の生活と密な関係にある“時間”とはどんな存在だろう……、と思いを巡らしていました。




時計作家の大護慎太郎さんが、アトリエショップ「atelier coin」を東京都の吉祥寺で始めたのは2009年のこと。真鍮や銀、革を用いて手作業で生みだす腕時計の製作・販売からスタートし、同じ吉祥寺内の中道通り商店街に移転した後のお店には、置き時計やアクセサリー、収集された古い小物やオブジェも並んでいます。





お店を始めた当初のプロダクトは腕時計だけでしたが、訪れる人々と対面して話すと創作意欲も湧いてくるもの。掛け時計はないのかと訊かれることもあったり、古道具屋の方との合同展などの機会も重なって、自身のフィルターをとおして作るとしたらどんな掛け時計が作れるだろうか、と考え始めた大護さん。

「両親が美術の先生で、幼少期から日常の空間に絵が飾られていました。絵は極端にいえば、生活になくてもいいものだけど、それでも買いたい人がいて。絵の世界を観て明るい気持ちになったり、心に反映される。そばにあって、生活の一部になりうるもの。工業製品ではない時計を自分は作っているから、時間が分かるといった機能ではない部分で、絵のようにプラスアルファを生活に与える何かを時計に宿すことが出来ればと思ったんです」

時計としての機能、心の鏡のような作品世界としての奥行き、古い物が持つ経年変化の魅力。大護さんが小さなころから長年触れてきた要素を紡いで生まれたものが、atelier coinならではの掛け時計です。





記憶の断片から生まれる物語



「基本的に文字盤と針は、1960年代の旧ソビエト連邦時代に作られた置き時計のパーツを加工しています。人形は、1920年代くらいのイギリスの物。ピアスやクリスマス用の飾りは、1970年代くらいの日本やアメリカの物。紙ものに関しては、1920〜1930年代の辞書や新聞の見出しなどをコラージュして使っています」



ガラスは金具で留めていて、電池を交換する時も楽に外せる


時計は電池駆動で、機械は現代の物。そのほかのアイテムは異なる年代や国の物が組み合わされています。たとえば、明治時代の日本の引き出しの箱と、ロシアの文字盤、ウクライナのネックレス、イギリスの人形、ウクライナの指輪の出土品を使ったり。一見、1つの時計として成立しているようだから、知らない人が見たらどこの国でどの時代に作られた時計なのか分からないかもしれません。





「人形で遊んでいた人もいる。指輪を着けていた人もいる。さまざまな人たちの生活に存在していた物が、何の縁かこの箱のなかで巡りあって。映画『トイ・ストーリー』の世界みたいに、僕たちが見ていない隙に箱から飛びだして仲良くしているかもって考えると楽しいですよね」

大護さんは、笑いながら話します。

「まず文字盤と人形を箱の中に置くことが多くて、そうするとその人物のストーリーが頭に何となく浮かんでくる。『あ、この人は数学者っぽいな』とか。昔から収集してきたパーツは、アトリエにいっぱい溜めこんでいて情報として頭に入っているので、お風呂に入っているときなど、ふとした瞬間にアイデアが湧いてきます」



背景にはペンキを塗り、乾くと自然な割れ目が生まれる



物語に合わせて、それぞれの掛け時計には大護さんが考えた題名が付けられていますが、箱時計の世界は小説の1ページのように断片的な瞬間を切り取ったものなので、別の解釈で構わないそう。星と星を線で結んで星座を描くように、記憶のかけらをつないだら、物語の続きも浮かんでくるかもしれません。


「お弁当を持って」



「植物研究家」



日々に終わらぬ喜びを



自身が作る時計によりよいクオリティを求める一方で、経年変化を帯びながら生命のように動く時計の“儚さ”にも美しさを感じているという、大護さん。

「時計が出来るまではネジを巻いたり、電池を入れたりと止まっている状態で作っていきますが、動き出す瞬間が必ずあるんです。大げさにいえば、生命が誕生するような瞬間。動き出して初めて成立するものなので、そこに一番神経を使う。自分の手で作ったものが動き出すという場面は、何年続けていてもうれしいものです」

そして、動き出した命が止まらないように、atelier coinでは購入後のメンテナンスや修理も受けています。





「自分の心臓が止まった後も壊れずにいてくれたらいいな、というのは昔から思いますね。自分が好きな古い物がまさにそうですが、いいものは大切に扱われて後世に残っていく。僕が行ったことのない場所へ旅立って、誰かと日々を共に過ごしてくれたらと願っています」





掛け時計の文字盤は箱のセンターの位置にあり、太陽や月をイメージしているときもあるそう。そんな話を聞くと、記憶というさまざまな時間の断片を宿した掛け時計は、星々が瞬く夜空のように思えてきます。空に輝く星の光は、何億光年も先の場所から時間をかけて届く明かり。つまり、きれいだなぁ、と今眺めているきらめきは過去の光といえます。私たちが生きる今という時間もまた瞬間的に過去へと変わり、箱の中に浮かぶ星空と交差していくのでしょう。

大護さんの時計のブランド名は「JOIE INFINIE DESIGN」。「終わらない喜びを創り出す」という意味が込められています。終わらない喜びは、時そのものを楽しむこと。atelier coinの掛け時計は、共に日々を過ごし、共に味わいを深めていく、かけがえのない存在です。

(文章:柿本康治 / 写真:柿本康治、小林駿平)





大護慎太郎 / atelier coin「掛け時計」



商品一覧




スコップを片手に 35,000円(税抜)


お弁当を持って 35,000円(税抜)

SOLD OUT

植物研究家 35,000円(税抜)



郵便配達人 35,000円(税抜)


水を汲む人 35,000円(税抜)

SOLD OUT

鉄を扱う人 35,000円(税抜)



長靴を履いて 35,000円(税抜)



釣り人の思惑 35,000円(税抜)



本を抱えて 35,000円(税抜)



ある青年の一日 35,000円(税抜)




セット内容





ご購入の前に


・使用しているパーツはどれもアンティークやビンテージの品を加工しております。傷や汚れ、使用上に問題のない範囲でのダメージも経年による風合いとしてお楽しみ下さい。

・こちらの作品は掛け時計です。置き時計としての利用は、倒れた際など破損に繋がりますのでお控えください。

・当サイトに掲載のアイテムは全て転売を禁止しております。万が一転売が見つかった場合や、転売の恐れがある大量購入を見かけた場合は、今後サイトのご利用をお控えいただく場合もございますので、ご了承ください。

・作品は全て一点ものです。ご注文後のキャンセル、不良品以外の返品・返金はご遠慮いただきますようお願いいたします。

・こちらの商品はネコポス対象外・宅急便でのお届けとなります。




商品情報


【セット内容】
・木箱(上部にフック・ピン用の金具あり):1点
・カバーガラス:1枚
・時計(取り外した状態でお届けします。電池を入れて木箱にはめ込んでください):1点
・人形:1点
・単三電池:1本
・案内紙:1通

【寸法】
w16cm×h30cm×d5.5cm

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